Claude Code を会社で使いたいと上司に相談すると、最初に聞かれるのが「いくらかかるのか」です。ところが Claude Code には単体の料金表がありません。Claude のプランに含まれる形で使うか、API の従量課金で使うかで、払い方も上限の考え方も変わります。
この記事では、2026 年 10 月 4 日時点の公式の料金ページ・ヘルプセンター・Claude Code のドキュメントで確かめた数字をもとに、プラン別の月額、API の単価、無料で使えるか、上限を超えたときに何が課金されるか、1 人あたり月いくらと見積もるか、費用の抑え方を順に整理します。一般提供のモデルで最上位の Fable 5.1 の料金とプラン別の扱いは Claude Fable の料金とプラン別の使い方 で、法人契約の手続きと稟議の進め方は Claude Code を法人で導入するには で扱っています。
結論 — Claude Code の料金は「プランの月額」か「API の従量」の 2 通り
先に要点を 4 つにまとめます。
- Claude Code は、Pro・Max・Team・Enterprise のすべての有料プランに含まれます。Free プランでは使えません
- プランで使う場合の月額は、Pro が月払い $20、Max が $100 (5x) と $200 (20x)、Team が 1 シートあたり月払い $25 (スタンダードシート) と $125 (プレミアムシート) です。Enterprise は 1 シートあたり月 $20 (年払い) に、API 料金での使用量が加わります
- API の従量で使う場合は、モデル別の単価で課金されます。Claude Code でよく使うモデルでは、Opus 5.5 が 100 万トークンあたり入力 $4・出力 $20、Sonnet 5.5 が入力 $2・出力 $10 です
- Claude Code のドキュメントは、企業で API の従量で使った場合の平均を開発者 1 人あたり月 $150〜250 としています。ただしプランの枠は金額で計測されないため、この数字とプランの月額は単純に比べられません。少人数で試して実測した結果から、人数分の予算を組むのが確実です
金額は USD で、公式ページの表示額をそのまま引いています。日本では 2026 年 4 月 1 日から、すべてのプランの価格に 10% の消費税が別途加算されています (後述)。料金は改定されることがあるため、契約の前に Claude の料金ページ で最新の値を確かめてください。
プラン別の月額と Claude Code の扱い
Claude の料金ページ と、ヘルプセンターの What is the Max plan? で 2026 年 10 月 4 日に確認した内容です。
| プラン | 月額 (USD) | Claude Code | 使用量の目安 |
|---|---|---|---|
| Free | $0 | 使えない | — |
| Pro | 月払い $20 (年払いなら月 $17、$200 を一括) | 使える | 5 時間あたり Free の少なくとも 5 倍 |
| Max 5x | $100 (月払いのみ) | 使える | 5 時間あたり Pro の 5 倍 |
| Max 20x | $200 (月払いのみ) | 使える | 5 時間あたり Pro の 20 倍 |
| Team スタンダードシート | 1 シートあたり月払い $25 (年払いなら月 $20) | 使える | Pro より多い |
| Team プレミアムシート | 1 シートあたり月払い $125 (年払いなら月 $100) | 使える | スタンダードシートの 5 倍 |
| Enterprise | 1 シートあたり月 $20 (年払い) + API 料金での使用量 | 使える | シートごとの枠なし (API の単価で請求) |
料金ページには「表示価格には該当する税金は含まれていません」と注記されています。日本については、ヘルプセンターの Notice regarding consumption tax (JCT) for Japanese customers (2026 年 3 月 16 日) に、次のように書かれています。
- 2026 年 4 月 1 日から、すべてのプランの価格に 10% の消費税 (JCT) を別途加算する
- 請求の通貨は変わらない。消費税の額は適格請求書に円で記載する
- Anthropic は適格請求書発行事業者 (登録番号 T7700150134388) で、課税事業者の法人は仕入税額控除を受けられる。個人の利用者は控除を受けられない
プランの価格そのものが円でいくらと表示されるかは、契約画面で確かめてください。
Pro・Max・Team では、Claude Code の使用量は Web・デスクトップ・モバイルの Claude と同じ枠から消費されます。チャットで長い資料を読ませた日は、そのぶん Claude Code で使える量が減ります。枠は 5 時間ごとにリセットされ、週の上限も重なります。使用量課金の Enterprise にはシートごとの枠がなく、最初のトークンから API の単価で請求されます。上限の仕組みと最近の変更は Claude Code の週次上限の記事 にまとめています。
Pro と Max の違い
Pro と Max の違いは、使える量と月額、年払いを選べるかどうかです。どちらも Claude Code をターミナルと VS Code・JetBrains などの IDE で使えます。Max は年払いを選べず、月払いだけです。
選び方の目安は次のとおりです。
- 週に数回、修正や小さな機能追加に使うなら Pro
- 毎日の作業で Claude Code を使い、Pro の上限に何度も当たるなら Max 5x
- 1 日の大半を Claude Code で進める、複数のセッションを並行して走らせるなら Max 20x
ヘルプセンターの Use Claude Code with your Pro or Max plan (2026 年 8 月 19 日更新) も、Pro で上限に何度も当たるなら Max 5x、Max 5x で当たるなら Max 20x への切り替えを案内しています。最初から Max にせず、Pro で 1 か月使ってから判断しても遅くありません。
Team と Enterprise
Team プランは 2〜150 人向けで、すべてのシートに Claude Code が含まれます。同じ Team の中で、スタンダードシートとプレミアムシートを混ぜて契約できます。Claude Code を毎日使う開発者だけをプレミアムシートにし、チャット中心のメンバーはスタンダードシートにすると、シートの総額を抑えられます。
Enterprise は、1 シートあたり月 $20 (年払い) に、API 料金での使用量を足す料金体系です。使用量課金の Enterprise にはシートごとの枠がなく、使った分が API の単価で請求されます。管理者は組織・グループ・個人の単位で月の上限額を設定できます。
契約の手続き、情報システム部門や経理が確認する項目、稟議の通し方は Claude Code を法人で導入するには を参照してください。
Claude Code は無料で使えるか
Claude Code を無料で使い続ける方法は、公式にはありません。Claude Code のドキュメント (Set up Claude Code) は「Claude Code requires a Pro, Max, Team, Enterprise, or Console account. The free claude.ai plan does not include Claude Code access.」と明記しています。Free プランで Claude のチャットを使っていても、そのままでは Claude Code を使えません。
最小の出費で試す方法は 2 つです。
- Pro を月払いで 1 か月契約する。$20 (日本では別途消費税) で、上限の範囲なら追加の課金はありません。年払いにしなければ、続けるかどうかを月単位で決められます
- Claude Console で API のアカウントを作る。API の料金ページ の FAQ には、新規ユーザーに試用向けの少額の無料クレジットが付くと書かれています。金額は書かれていないため、作成後に Console の残高で確認してください
検索すると、ほかのモデルを Claude Code から呼んで無料で動かす手順の記事も見つかります。ただし、その手順で動くのは Claude 以外のモデルです。Claude Code のドキュメントが接続先として挙げているのは、Anthropic のアカウントと、Amazon Bedrock・Google Cloud・Microsoft Foundry です。会社で評価する目的なら、本番と同じ Claude のモデルで試すほうが、あとで導入の判断がぶれにくくなります。
API の従量課金で使うときの単価
API の従量課金では、Claude Console のアカウント、または Amazon Bedrock・Google Cloud・Microsoft Foundry 経由で Claude Code を使い、入力と出力のトークン量に応じて課金されます。Pro や Max の契約に、Console での API 利用は含まれません。
次の表は Claude API (Anthropic) の単価で、API の料金ページ で 2026 年 10 月 4 日に確認しました。100 万トークンあたりの USD です。クラウド経由の単価は各社の料金ページで確認してください (リージョン指定のエンドポイントは 10% 高くなります)。
| モデル | 入力 | 出力 | キャッシュ読み取り | 向いている作業 |
|---|---|---|---|---|
| Opus 5.5 | $4 | $20 | $0.20 | 設計判断、原因の見えない不具合の調査 |
| Sonnet 5.5 | $2 | $10 | $0.20 | 日常の実装・レビュー |
| Haiku 4.5 | $1 | $5 | $0.10 | 定型的な編集、軽いサブエージェント |
見積もりの金額を左右する点が 3 つあります。
- Claude Code は同じ文脈を何度も送るため、キャッシュ読み取りの単価が総額を左右します。Opus 5.5 のキャッシュ読み取りは入力単価の 0.05 倍で、ほかの多くのモデルの 0.1 倍より安く設定されています
- 料金ページによると、Opus 5.5 と Sonnet 5.5 (Claude 4.7 以降のモデル) は新しいトークナイザーを使い、同じ文章でも約 30% 多くトークンを数えます。Haiku 4.5 は対象外です。旧世代の実績から見積もるときは、この差を見込んでください
- Opus 5.5 と Sonnet 5.5 (Claude 4.6 以降のモデル) は、100 万トークンのコンテキスト全体が標準料金で、長い入力に割増はありません
一般提供のモデルで最上位の Fable 5.1 は入力 $10・出力 $50 で、プランごとに扱いが異なります。詳しくは Claude Fable の料金とプラン別の使い方 を参照してください。Opus と Sonnet のどちらに何を任せるかは Claude の Opus と Sonnet の違いと使い分け で整理しています。
上限を超えたときに何が課金されるか
プランの上限に達しても、勝手に追加料金がかかることはありません。Pro や Max で Claude Code を使っている場合、ヘルプセンターの Use Claude Code with your Pro or Max plan によると、選べるのは次の 4 つです。
- リセットを待つ
- 上位プランに移る
- usage credits で続ける
- Claude Console のアカウントに切り替え、API クレジットを購入して使う
usage credits は、有料プランの上限を超えた分を API の標準料金で払う仕組みです。Pro・Max の場合、ヘルプセンターの Manage usage credits for paid Claude plans によると、次の条件があります。
- Settings > Usage から有効にします。Claude Code では
/usage-creditsで設定画面を開けます - 月の上限額を設定できます。上限を設定しないことも選べます
- usage credits は先払いで購入し、残高が減ったときに自動で買い足す設定 (auto-reload) もあります
- 1 日 $2,000 の上限 (daily redemption limit) があります。月の上限額とは別の上限です
- 日本など一部の地域では、2026 年 9 月 10 日から、購入の 6 か月後に失効するようになりました。期限の 7 日前にメールで通知されます
Team とシート課金の Enterprise では、組織のオーナーが usage credits を有効にすると、メンバーはシートの上限を超えて作業を続けられます。設定は Organization settings > Usage で行い、組織全体やメンバーごとに月の上限額を決められます (シート課金の Enterprise ではシートの種類ごと、グループごとにも設定できます)。詳しくはヘルプセンターの Manage usage credits for Team and seat-based Enterprise plans を参照してください。
注意
環境変数 ANTHROPIC_API_KEY が設定されていると、Claude Code
の利用はプランではなくその API キーに課金されます。Pro や Max
を契約していても、請求は API
の従量になります。プランの範囲で使いたい場合は、環境変数を外してから /login
でプランのアカウントにログインし直してください。
自動で買い足す設定は 2 種類あり、管理する場所が違います。
- usage credits の auto-reload は、claude.ai の Settings > Usage で設定します
- Console の API クレジットの auto-reload は、Console の請求設定で管理します。有効だと、API クレジットの残高が減ったときに自動で購入されます
どちらも Claude Code の中では設定しないため、契約後に一度、両方の画面を確かめておくと安心です。
1 人あたり月いくらと見積もるか
上司に出す見積もりで根拠にしやすいのは、Claude Code のドキュメント Manage costs effectively に載っている公式の目安です。
- 企業で使った場合の平均は、開発者 1 人・稼働日あたり約 $13、月あたり $150〜250
- 90% の利用者は、稼働日あたり $30 未満
ドキュメントは、Claude Code が API のトークン消費で課金される前提でこの数字を示しています。一方、Team や Enterprise のシートの枠の中で使った分は金額で計測されないと、同じドキュメントに書かれています。プランの月額とこの平均は、単純には比べられません。
| 使い方の想定 | 従量で払った場合の見当 | プランで払う場合の候補 |
|---|---|---|
| 週に数回、修正や小さな機能追加 | 実測で確かめる | Pro (月払い $20) |
| 毎日の実装で使う | 実測で確かめる | Max 5x ($100)・Max 20x ($200) |
| 使う日が少ない、CI でだけ動かす | 使った日数による | API の従量 |
公式が示すのは企業全体の平均だけで、使い方別の数字はありません。毎日使う人が多いなら、月額が決まっているプランのほうが予算を立てやすくなります。使う日が少ない人が多いチームや、CI での自動実行が中心なら、使った分だけ払う従量が合います。どちらにするかは、試用期間にプランの人が上限に当たった回数と、API の人の実額を並べて判断します。
FIXIT結局、うちは 1 人いくらで出せばいいの?
Kaname企業で API 従量の場合、公式の平均は月 $150〜250 です。
FIXITじゃあ、全員分の予算を先に決めるのは危ない?
Kaname現場では、まず数人で試して実測してから、全員分の契約に広げます。
実測の手順の例です。期間は数週間など、チームの作業の周期に合わせて決めてください。
- 毎日使う人と、たまに使う人を 2〜3 人ずつ選ぶ
- 毎日使う人は Team のプレミアムシート、たまに使う人はスタンダードシートにする (個人で試すなら Max 5x と Pro)。比較のために 1 人だけ Console の API で使ってもらう
- 決めた期間のあいだ、プランの人は
/usageの上限の消費を、API の人は Console の使用量を週に 1 回記録する - 上限に当たった回数と API の実額から、人数分のプランとシートの種類を決める
API で使った人の金額は Console の使用量ページで確かめます。/usage の Session に出る金額は、トークン数から定価で計算した推定値です。ドキュメントによると、Pro や Max ではこの金額は請求と関係ありません。
費用を抑える使い方
費用を抑える操作は、Claude Code のドキュメント Manage costs effectively にまとまっています。どこを削るかを推測で決めても費用は下がりにくいため、先に内訳を見て、消費の大きい項目から手を入れます。
/usage で内訳を見る
/usage を開くと、Pro・Max・Team・Enterprise では上限に対する消費と、スキル・サブエージェント・プラグイン・MCP サーバーごとの内訳の割合が出ます。長いコンテキストやキャッシュの取りこぼしが消費の 10% 以上を占めると、そのことも表示されます。重い作業のあとに開き、何が消費を押し上げているかを確かめてください。
タスクごとに /clear する
Claude Code の費用は、送るコンテキストが多いほど増えます。関係のないタスクに移るときは /clear で履歴を消すと、古い会話を毎回送り続けずに済みます。会話の経緯を残したままコンテキストを小さくしたいときは /compact で要約できます。
/clear
/compact テストの結果と変更したコードを残して作業に合うモデルと effort を選ぶ
ドキュメントは、ほとんどのコーディングは Sonnet で足り、Opus は複雑な設計判断や多段階の推論に取っておくよう案内しています。/model でセッションの途中でも切り替えられます。思考に使ったトークンは出力として課金されるため、定型的な作業は /effort で考える量を下げると費用が減ります。ただし、難しい作業で effort を下げすぎて手戻りが増えると、節約したトークン代より、エンジニアの時間のほうが高くつくことがあります。effort を下げるのは軽い作業だけにしてください。
常に読み込まれるものを減らす
- 使っていない MCP サーバーは
/mcpで無効にします。MCP のツール定義は既定で遅延読み込みになり、最初はツール名とサーバーの説明だけがコンテキストに入ります。それでもghやawsのような CLI はツールの一覧をコンテキストに足さないため、MCP サーバーより使う量が少なくて済みます CLAUDE.mdはセッションの開始時に毎回読み込まれます。特定の作業でしか使わない手順はスキルに移すと、普段のコンテキストが小さくなります。ドキュメントは CLAUDE.md を 200 行以内に収めるよう案内しています- 長いテストの出力やログは、サブエージェントに処理させると要約だけがメインの会話に戻ります。hooks で出力を必要な行だけに絞ってから Claude に渡す方法もあります
複雑なタスクは、実装の前にプランモードで方針を確かめると、方向違いの作業でトークンを使わずに済みます。
上司に説明する前にそろえる 4 つの前提
上司の質問で料金の説明が止まるのは、総額よりも、前提がそろっていないことが原因になりがちです。次の 4 つを決めてから見積もりを出すと、質問に答えやすくなります。
| 項目 | 決めること | 根拠にするもの |
|---|---|---|
| 人数と使い方 | 毎日使う人と、たまに使う人の人数 | 試用期間の /usage と Console の記録 |
| 払い方 | プラン (どのシート) か、API の従量か | 本記事のプラン表と単価表 |
| 上限を超えた分 | usage credits を使うか、使うなら月の上限額 | usage credits の条件、管理画面の設定 |
| 見直す時期 | 3 か月ごとなど、シートの種類と上限額を見直す時期 | 料金ページの改定、利用状況の変化 |
上限を超えた分の扱いを先に決めておくと、「使いすぎて請求が膨らまないか」という懸念に答えられます。Team や Enterprise なら、管理者が上限額を設定できることも添えてください。
FIXIT の運用 — 見積もりは小さく試してから固める
FIXIT では、AI 駆動開発のクリエイティブスタジオとして Claude Code を日々のクライアントワークで使っています。料金について私たちが意識しているのは、最初に全員分のシートと予算を固めないことです。同じ Claude Code でも、使う作業とモデルの選び方で消費は大きく変わります。少人数で試して実測し、シートの種類と上限額をあとから実測値に合わせるほうが、予算の見込み違いが起きにくくなります。
もう 1 つは、費用の大小より「使われているか」を先に見ることです。契約しても使われなければ、どのプランでも割高になります。チームで使い方をそろえるところから始めたい場合は、自社のリポジトリで実際に Claude Code を動かしながら学ぶ Claude Code 研修 を用意しています。
まとめ
Claude Code の料金は、Pro・Max・Team・Enterprise の月額で払うか、API の従量で払うかの 2 通りです。Free プランでは使えず、最小の出費で試すなら Pro の月払い $20 (日本では別途消費税) です。上限を超えた分は usage credits として API の標準料金で課金されますが、月の上限額を決めておけば、usage credits の請求が想定を超えて膨らむのを防げます。
次の一歩として、毎日使う人とたまに使う人を 2〜3 人ずつ選び、数週間など期間を決めて試してみてください。/usage と Console の記録から 1 人あたりの実額が出れば、プランとシートの種類を根拠をもって選べます。認証方式の設定は Claude Code の使い方 を、チームへの展開や研修の相談は お問い合わせ からどうぞ。



